生産設備・装置 自動化・省力化のポイント(2日間)

設計・製図・読図研修
  • 設計
自動機設計の基礎知識

対象・難易度

新人・若手 リーダークラス 管理者クラス 経営者・役員
 

セミナー内容

国際的な市場競争激化のなか、生産ライン効率化の要求がますます強まっています。5Sやムダ取りといった現場の改善はもちろん、ワークや重量物の移送、部品の供給、単純作業などの生産ラインの省力化・自動化に取り組むことが重要です。そして、これらの設備を可能な限り、自分たちの社内で内製することにより、生産性の向上と低コスト化が実現できます。本セミナーでは、内製設備の設計・開発に携わる工機部門や生産技術部門の方を対象に、自動化技術について、自動機のメカニズム、アクチュエータなどの機械要素、ワークハンドリング、制御など重要ポイントに着目しながら解説します。実際の設計手順を踏まえつつ、数多くの事例を交えて学んでいただきます。
1.自動化への基本アプローチ
2.自動化の要素技術を知る
 (1)自動化、省力化の入口
 (2)自動化、省力化の目的、目標への考え方
 (3)生産と自動化の関係
 (4)基本アプローチ
 (1)装置、治具のいろいろ、考え方
 (2)よく使われる要素技術の基本
   ・機械要素と購入品
   ・加工製作部材
   ・規格品と汎用品
 (3)手動、半自動、自動の考え方
 (4)制御設計とメカ設計のすみわけ
3.生産設備・自動機の種類を知る
 (1)種類による違い
   ・スタンドアローン ・インライン
   ・その他、プラントなど
 (2)動きによる違い
   ・メカニカル同期 ・制御同期
   ・インデックス方式
   ・コンベア、フリーフローラインなど
   ・その他
4.ワークの位置決め技術
 (1)パレット、トレイ位置決め
 (2)機械的な位置決め
 (3)振込、整列
 (4)画像認識その他
5.ワークの供給技術
 (1)マガジン供給
 (2)パーツフィーダー供給
 (3)ストッカーシステム
 (4)連続供給など
6.自動機を設計するための要素設計
 (1)ワークの精度と自動機の精度
 (2)アクチュエータの種類と使い分け
   ・空圧、油圧シリンダー
   ・汎用モーターその他
   ・ステッピングモーター、サーボモーター
   ・その他のアクチュエータ
 (3)その他の駆動設計
   ・カム
   ・歯車、タイミングベルトなど
7.自動機のセンサ技術
 (1)センサの種類
 (2)センサの使い分け
8.メカ設計者が知っておきたい制御技術
 (1)シーケンサー制御
 (2)パソコン制御
 (3)組み込みシステム
9.メカ設計の勘どころ
 (1)知っておきたい工学知識の基本
 (2)材料、熱処理、表面処理などの実務知識
 (3)機構設計の基礎技術
   ・直線動作と回転動作のノウハウ
   ・ベアリングなどの機械要素の使い分けのノウハウ
   ・構造設計の方法
 (4)加工製作部材の形を決めるノウハウ
 (5)位置決め設計
 (6)精度設計、精度計算の勘どころ
 (7)機構の構想への考え方
10.自動化設計の手順
 (1)作業解析と工程分析
 (2)自動化、省力化の範囲の決定
 (3)ワークハンドリングの選定
 (4)メカ設計と制御設計の連携
 (5)構想図から詳細設計への移行
 (6)良い設計をするためのノウハウ
11.機械、装置の設計紹介
12.設計演習

セミナー要項

名称 生産設備・装置 自動化・省力化のポイント(2日間)
開催場所 大阪府工業協会 研修室
価格(税込み) 44,550円(会員)/56,650円(非会員)

開催日・開催予定日

2024年12月3日(火)から2024年12月4日(水) 午前9時45分~午後4時45分