工場の自動化推進実践研修コース(全5回)

現場改善研修
  • その他
人手不足を解消し、生産性を向上させる

対象・難易度

新人・若手 リーダークラス 管理者クラス 経営者・役員
 

セミナー内容

1.機械要素技術 2024年11月8日(金)
1.自動化システムの要素
 ●アクチュエータの種類と用途
 ●ロボットアームの制御技術
 ●メカニズムの基本構造と動作原理
 ●センサの選定と配置
2.メカニズムの特性
 ●速度と力の関係における最適化
 ●リンク機構の運動解析
 ●クランク機構の動作と設計
 ●トグル機構の力伝達効率
3.ピック&プレイスシステム
 ●送りねじの精度と制御
 ●吸着機構の種類と特性
 ●クランクアームの設計と応用
 ●高速ピック&プレイスの実装例
 ●レバースライダ機構の動作解析
4.揺動の動作
 ●モータの選定基準と制御方法
 ●揺動空気圧モータの特性と応用例
 ●メカニズムの組み合わせによる動作設計
 ●揺動機構の耐久性と保守管理
5.FAライン構成例の紹介
 ●ベルトコンベアと回転テーブルの連携システム
 ●シュート上のワーク自動移動と配列技術
 ●生産ラインの柔軟性を高めるための改良事例
2.シーケンス制御 2024年11月22日(金)
1.シーケンス制御とPLCの基礎
 ●PLCの仕組みや種類
 ●入出力モジュールの配線
 ●シーケンスプログラムの表現方法
2.ラダー回路の基本と実践
 ●ラダー回路の基本的な考え方
 ●タイマーとカウンタの応用事例
 ●インターロックと安全回路の設計
 ●自己保持回路の作成と応用
 ●順序回路の使用目的
3.ラダーサポートソフトの操作
 ●プログラムの入力方法と効率化のポイント
 ●PLCへのプログラム転送手順と注意点
 ●モニタリング機能の習得と活用方法
 ●オンラインデバッグとトラブルシューティング
4.シーケンス制御の応用
 ●タッチパネルの構成方法
 ●アラーム処理
 ●昨今のPLCネットワーク関係
 ●安全機器の種類や用途
3.空気圧技術 2024年12月20日(金)
1.空気圧の基礎
 ●圧力の表示方法と単位
 ●大気圧換算と影響
 ●絶対圧力とゲージ圧力の違い
 ●空気の圧縮性と応用例
2.空気圧システムの構成
 ●動力源側の機器構成と選定
 ●空気圧システムの配管設計
 ●装置側の機器構成とレイアウト
3.空気圧調整ユニット
 ●減圧弁(レギュレータ)の調整方法
 ●ルブリケータの役割と給油管理
4.アクチュエータの利活用
 ●シリンダの構造要素
 ●オートスイッチ
 ●出力と負荷率
5.速度制御弁(スピードコントローラ)
 ●メータアウト制御のメリットとデメリット
 ●メータイン制御の適用例と制約
6.方向制御弁の種類と活用
 ●ポート数と位置数の組み合わせ
 ●電磁弁の種類と応用事例
 ●操作方式の種類と選定
4.からくり技術の利活用 2025年1月10(金)
1.からくりとメカニズムの考え方
 ●2倍の力を出したければ変換速度を半分にする
 ●てこを使うには支点・力点・作用点間の距離に着目する
 ●運動変換・方向変換・運動伝達の3つのメカニズム
 ●2つのメカニズムを組み合わせた「からくり」の設計
2.均等変換メカニズム
 ●回転運動を直進に変換するラック&ピニオン
 ●戻り止めにウォームギアを使用
 ●回転方向を変換する歯車
 ●滑車を使った力の増幅
3.遊星ピニオンをもつメカニズム
 ●回転軸の移動と外周の移動を考える
 ●倍速機構を使ったシリンダのストローク増加
 ●ローラ付きチェーンコンベアの速度倍増
 ●差動歯車でトルクイコライザを実現
4.レバーの運動変換とリンクによる連結
 ●レバーを使って運動方向を変換
 ●直動ガイドの代わりにレバーを使う
 ●リンクを使ったプレスリムーバ
 ●スラッドでのレバーと直動メカニズムの連結
5.トグルを使った増力メカニズム
 ●トグルを最大限に伸ばして力を増大
 ●リンクアームでトグルを構成
 ●ワークをクランプするトグルの利用
 ●ダブルトグルを使って減速停止
6.平行リンクの活用
 ●平行リンクでワークを水平移動
 ●平行リンクを駆動するクレビス型シリンダ
 ●回転軸を同期させたピック&プレイスユニット
 ●昇降台に台形平行リンクを使用
5.産業用ロボットの利活用 2025年2月28日(金)
1.産業用ロボットの種類と用途
 ●産業用ロボットの主要な種類
 ●周辺機器とその役割(グリッパー、ビジョンシステム)
 ●各種ロボットの用途と適用分野
 ●ロボットSIerの役割と選定基準
2.ロボット導入と費用
 ●産業用ロボットの導入プロセス全体の流れ
 ●ロボット導入事前チェックシートの活用方法
 ●提案依頼書(RFP)の作成手順と注意点
 ●ベンダー選定のポイントと契約交渉
 ●ロボット本体と周辺機器、インテグレーション費用の概算
3.産業用ロボットの安全知識と安全管理
 ●事業者の責務と安全管理体制の構築
 ●リスクアセスメントの実施方法とリスク低減策
 ●ロボット安全に関する法規の基礎知識
 ●セーフティガードと非常停止装置の設計
4.産業用ロボットの現場活用
 ●ロボットと作業者の協働(コボット)の実践例
 ●生産ラインへのロボットの統合と効率化
 ●多品種少量生産に対応するロボットの活用方法
 ●現場からのフィードバックを活かした運用改善
5.産業用ロボットの保守管理の実践
 ●ロボットの定期メンテナンスと保守計画の立案
 ●トラブルシューティングと故障対応
 ●ロボット導入後の継続的改善と最適化

セミナー要項

名称 工場の自動化推進実践研修コース(全5回)
開催場所 大阪府工業協会 研修室
価格(税込み) 123,750円(会員)/154,000円(非会員)

開催日・開催予定日

2024年11月8日(金)から2025年2月28日(金) 午前9時45分~午後4時45分