セミナー内容

「上司や先輩に相談したい」と思いながら、失敗を恐れたり自信がなかったりといった不安から行動に移せない新入社員。
かたや、何も聞いてこない新入社員に注意や指示ばかり増え、彼ら・彼女らが“受け身”だと感じている上司。
双方の本音がわからず育成に行き詰まり、結果として離職につながるというケースは少なくありません。

この研修では、そういった“すれ違い”を回避するため、新入社員側の意識や考え方を変化させていきます。
座学だけでなく、２日間を通して何度も行うワークやグループディスカッションを通して、12の“クセづけ”をしていきます。

《この研修で新入社員に身につくこと》

▶ 受け身ではなく、自ら行動が起こせる自律型人材へ
▶ 周囲との連携を構築でき、相乗効果を発揮できる
▶ 上司や同僚との信頼関係を作り、帰属意識が高まる

《新入社員が成果を出すための12の“クセづけ”》

① 苦手な人とうまくつきあう（人にフィルターをかけず、本質から見るクセをつける）
② 間違いを恐れず自分から意見を言う（まずは、やってみるというクセをつける）
③ よりよい方法を見つけ出し、提案する（一つだけの見方ではなく多方面から見るクセをつける）
④ 問題を課題に変えて解決へ向き合う（できない理由を並べて、やらないというクセから脱する）
⑤ 苦手なこと、困難なことに逃げずに付き合う（臭いものには蓋をせず直面するクセをつける）
⑥ 自分の気持ちを素直に出す（自己開示）（自分をさらけ出すクセをつける）
⑦ 相手の立場に立ち、自分から行動する（お互いを活かし合い、相乗効果を発揮させるクセをつける）
⑧ 自分から高い目的を土台とした目標を掲げる（役割・目的から目標を立てるクセをつける）
⑨ 物事に対して前向き、肯定的な解釈ができる（全体最適思考のクセをつける）
⑩ 自らが自信を持って意思決定をする（決断するクセをつける）
⑪ 言われたことに従うだけでなく、自ら考え行動する（軸を持ち、行動するクセをつける）
⑫ 自ら周囲に協力を働きかけ、支援を得て仕事を進める（周りを巻き込むクセをつける）

《研修プログラム》

＜１＞　コミュニケーションの質を高める
１．基本的なコミュニケーション
２．コミュニケーションが必要なシチュエーション
３．相手に興味関心をもつ

＜２＞　思考の質を高める
１．自身のクセを見つける
２．物事を考えるときの原理原則を知る
３．ゴールイメージをどうやって明確にするか？
４．思考の質を可視化する方法

＜３＞　チームの質を新入社員の立場で高める
１．チームを作る　～役職ではなく、役割視点から考える～
２．関係性の質から相乗効果を上げるチームに必要なポイントを学ぶ
３．一丸となる規準を決める
４．チームとグループの違い
５．効果性の高いチームの特徴を理解する ～効果性の高い会議から考える～
６．目的と目標の違いを体感する
７．個人の力、チーム（シナジー）の力の差を、ケースから考える　

＜４＞　貢献の質を高める
１．感謝力を上げていく　～事実は一つ、解釈は無数～
２．互いを活かしあう関係性をつくる
３．仕事の仕方によって異なる幸福感と満足度の違いに気づく

＜５＞　行動の質を高める
１．目標達成に向けた、目標設定のフレームを考える
２．自身のゴールと関わる人のゴールバランス ～全体最適思考から～
３．新入社員として成果を出す上で求められること ～限界を突破する思考～