セミナー内容

11/27 ①図面の読み方

１.図面から実際の形をイメージしてみよう
（１）図面の意義と目的を理解しよう
（２）ＪＩＳで要求される図面の様式
（３）わかりやすく図面化するための投影法
（４）実際の部品を見て三面図を描いてみよう【演習】

２.知っておきたい図面の基本ルール
（１）ＪＩＳに基づく図示の基本
（２）その他の投影図、断面図
（３）寸法記入のルール
（４）図面にある様々な寸法補助記号
（５）その他の情報（表題欄、部品欄、図面の種類）

３.『要素部品』と『機械材料』の表し方
（１）材料記号を理解しよう
（２）ねじ、軸受、歯車、ばね

４．寸法／公差／表面粗さを正しく読み取ろう
（１）公差とばらつきの違い
（２）公差設計の大事なポイント
（３）標準偏差を計算してみよう【演習】
（４）はめあい方式の意味
（５）組立部品を考えて公差を入れてみよう【演習】
（６）幾何公差の必要性
（７）表面粗さの図示方法

５.部品図面から形状や精度を読み取ろう(演習)
（１）三面図から斜視図を描く【演習】
（２）実際の図面を見て、どこが課題かを考える【演習】

11/28 ②金属材料の知識

１.まずは、加工する材料の機械的性質を学ぶ
（１）鋼の製造方法
（２）引張強さ、圧縮強さ、硬さ、曲げ強さ、粘り強さ
（３）応力とひずみ
（４）外部から動的応力を受けるときの危険性
　　　応力とひずみと変化量を計算してみよう【演習】

２.金属材料の呼び方と知っておきたい特性
（１）普通鋼 ～SS材、SM材～
（２）合金鋼 ～S-C材、SCM材～
（３）工具鋼 ～SK材、SKS材、SKD材～
（４）特殊用途鋼 ～SUS材、SUJ材、SUP材～
（５）鋳鉄　　 ～FC材、FCD材～
（６）アルミニウム系材料
（７）銅系材料
（８）金属以外の材料も知っておこう （ナイロン樹脂等）
（９）身の回りにある材料を考えよう【演習】

３.材料を強くする熱処理と表面処理
（１）熱処理の目的とその種類について
　　　焼入れ、焼戻し、焼なまし、焼ならし
（２）表面処理の役割とその特性について
　　　クロメート、クロムめっき、ニッケルめっき etc.

４.金属の大敵“さび”の現象とその対策
（１）「さび」という用語は一般的によく使われるが、
　　　実際に「さび」とはどのようなものだろうか？
　　　ステンレスやアルミは錆びないと言われるが…？
（２）「さび」を防止する方法

５.安全を考える
（１）フールプルーフとフェールセーフ
（２）ＣＡＥの活用
（３）疲労破壊が発生するか検証
（４）部品の強度、安全を考える【演習】

11/29 ③機械加工の知識

１.機械加工には、どのようなものがあるかを知る
（１）金属加工の全体像を知ろう／加工が果たす役割とは？
（２）どのような加工法があり、求める形状に対して
　　　どの加工法が適正なのか
（３）鋳造／鍛造／切削／研削／接合／熱処理／表面処理

２. 新入社員が知っておきたい各加工法の原理
成形加工の種類・特徴とメカニズム（大量生産向け加工）
（１）板金加工 　≫　切断、曲げ、打ち出しなど
（２）プレス加工　≫　加工機で行うプレス加工の主な種類
　　　　　　　　　　　せん断、曲げ、絞り、スプリングバック
（３） 鋳造加工　≫　鋳造の概要、鋳物づくりの手順
　　　　　　　　　　　鋳造ロストワックス法
（４）鍛造加工 　≫　主な種類、鍛造方法
（５）圧延加工 　≫　主な圧延方法、冷間圧延
　　　　　　　　　　　熱間圧延について

切削加工の種類・特徴とメカニズム（少量生産向け加工）
（１）旋盤加工 　≫　加工方法（端面削り、中ぐり作業など）
（２）フライス加工≫　フライス盤の種類、その加工方法
（３）穴あけ加工　≫　加工種類、加工手順、注意事項
（４）研削加工 　≫　研削の目的、研削の種

溶接加工／熱処理／表面処理の種類・特徴とメカニズム
（１）溶接の種類と方法・欠陥について
（２）焼なまし、焼ならし、焼入れ、焼戻し etc.
（３）加工法の違いを考えよう【演習】

３．測定・検査方法を理解しよう
（１）よく用いられる測定器の使用方法と注意事項
・ノギス 　・ダイヤルゲージ　
・マイクロメータ　・硬度計
（２）誤差を理解する

４．最新の加工機を学ぶ
（１）ジェネレーティブデザインの考え方
（２）積層造形技術（３Ｄプリンター）
（３）組立工程や材料の形がどのように変わるか？【演習】