セミナー内容

セミナー概要

購買調達において取引基本契約書は非常に重要な存在です。しかしその重要性が理解されないことも多く、昔に作られた契約書の内容が見直されることなくそのまま流用されている、相手先から出された契約書をそのまま使用しているといったケースで多いのではないでしょうか？しかしトラブルとなった際、契約書の記載内容に関して法令違反に問われる、もしくは権利を主張できないといった事態になりかねません。本セミナーでは購買部門の方を対象に、取引基本契約書に関する基本的な知識、そして内容と運用に関する見直しのポイントを解説いたします。購買調達業務を長らく経験した講師から購買部門の視点で解説いたしますので、実務に即した内容を学んでいただけます。ぜひこの機会をご活用ください。

１．購買活動における“契約”とは何だろうか？

　１. 購買調達活動においてなぜ契約書が必要なのか？
　２. 取引基本契約書の形式
　３. 取引基本契約締結までの手順
　４. 売買基本契約書と取引基本契約書
　５. 契約における印紙税の知識

２．見直しポイント① 購買に関する法規に準拠しているか？

　１. もう一度見直す購買の基本法規 「下請法」
　２. 書類・帳票の保存に関するコンプライアンス
　３. その他、購買調達に関連する法規
　４. 取引基本契約書の内容に関してトラブルとなった事例

３．見直しポイント②　購買におけるリスクを担保しているか？

　１. 購買における“リスク”とは？
　２. リスクごとにどのような条項を設定すべきか考えてみよう
　３. 市販・雛形契約書の活用と注意点
　４. 必要に応じて「機密保持契約書（ＮＤＡ）」「品質保証協定書」を活用しよう
　５. 契約書の変更が必要な際の手続き

４．“法令順守”と“リスク担保” 契約書にどう盛り込む？

　→ 取引基本契約書のサンプルを見ながら、前段の見直しポイント①と②を各条項にどのように記載していくか、具体的に解説していきます　

５．見直しポイント③ 契約書のペーパーレス化を検討しよう

　１. すべてがペーパーレスにできるわけではない
　２. 契約における印鑑の取り扱いを知ろう
　３. 「スキャンＰＤＦ契約書」の活用と注意点
　４. 電子契約／電子署名を使用する際のポイント