金属の疲労破壊 発生原因と未然防止策

技術系研修
  • 金属
よくあるクレームの多くは疲労破壊が原因!要因と対策を理解しよう

対象・難易度

新人・若手 リーダークラス 管理者クラス 経営者・役員
 

セミナー内容

1. 金属材料の「強さ」と「破壊」のメカニズム
(1) 強さの基本・引張試験を正確に理解する(応力-ひずみ線図の正確な読み方) 
  ① “ひずみ”と“真ひずみ”をどうやって使い分けるか?   
  ② 金属は変形時に体積変化するのか?
  ③ 降伏現象を理解する。降伏強度と破断強度の違いは?
  ④ 金属の変形は転位から。なぜ降伏しても強度が向上するのか?


(2) 同じ材料でもなぜ強さに差があるのか?強度を決定する因子とは?      
  ① 結晶粒径の必須条件【演習】                
  ② 温度が上がるとなぜ強度が低下するのか?
  ③ 変形速度の影響 (衝撃強度からクリープ強度までの関係)
  ④ 金属材料の必須条件 熱処理による組織制御

(3) ふたつの破壊の形態 延性破壊と脆性破壊

(4) 強材分散(バラツキ)に対する考え方(ワイブル関数)
  ① 材料強度とバラツキはセットであつかう           
  ② 破壊確率紙の読み方・書き方【演習】
2. 「金属疲労」のメカニズムと疲労強度の向上
(1) なぜ金属は疲労するのか?
  ① 金属疲労のメカニズムを理解しよう                  
  ② 疲労強度を向上させるにはどうすればよいのだろうか?

(2) 疲労試験の種類と疲労線図の読み方・書き方【演習】
          
(3) 疲労強度に与えられる諸因子の影響   
  ① 材料硬さと疲労強度の関係        
  ② 応力比と疲労強度の関係
  ③ 耐久限度曲線の書き方【演習】
  ④ 有効体積理論 (「大きいものほど強度が低い」とは?)【演習】
  ⑤ 応力変動の影響 (実際の製品の荷重は変動している)【演習】
  ⑥ 残留応力の影響 (うまく使えば疲労強度向上、間違えれば事故原因)
  ⑦ き裂でない欠陥 (介在物、腐食ビット)は強度にどのような影響を与えるのか?【演習】
3. 疲労破壊をより深く理解する ~「応力集中」と「き裂」~
(1) 応力集中係数とは?

(2) 応力集中部の疲労 (応力集中部の疲労は変形拘束とセット)
 
(3) 各材料硬さと、き裂感受性(信頼性)の関係

セミナー要項

名称 金属の疲労破壊 発生原因と未然防止策
開催場所 大阪府工業協会 研修室
価格(税込み) 29,150円(会員)/35,200円(非会員)

開催日・開催予定日

2024年9月25日(水) 午前9時45分~午後4時45分