セミナー内容

予測困難な事象や不確実さが増す昨今、相次ぐ変化に対応していくためには、目の前の課題をいかに早く、正確に解決していくかが重要です。ところが、課題への適切なアプローチを身につけていないと、過去の経験に基づく対策しか取れなかったり、見当違いの打ち手を導き出してしまうといったことになりがちです。

本研修では、様々な課題を解決する手法を学びます。また、演習で実際に使ってみることで、自身に適した方法や、ケースごとに最適なやり方を実践できるようになります。個人の経験や勘に頼らない、理論に裏打ちされた手法を身につけることで、職場・現場での様々な困りごと、不良原因の根本対策、新企画・新製品の立案、組織運営上の問題など、様々な課題を解決できるスキルを身につけてください。

【１】仕事ができる人は、どのように考えているのか

１．そもそも「課題」とはなにか
２．「イシュー」がぶれると解決が遠のく
３．「原因と結果」を明確にしないと課題解決は不可能
４．「因果関係」と「相関関係」の違い

【２】考える力を高める思考法

１．実は簡単な、論理的思考の基礎　～「演繹法」と「帰納法」～
２．「ゼロベース思考」で新しい可能性を探る
３．「仮説思考」で課題解決をスピードアップする
４．仮説を立てる技術
５．考える力を高めてくれるグッズ

【３】真因（本質的課題）を探りだす２つの手法

１．「なぜ」を５回繰り返して、課題を深く掘り下げる
２．大きな課題を分解して考える

【４】課題解決のための効果的な思考プロセス

１．課題解決のプロセス（課題設定～解決策の決定・実行・修正まで）
２．「改善的アプローチ」と「革新的アプローチ」
３．「発散プロセス」で選択肢を拡げる
４．「収束プロセス」で結論を絞り込む
５．「思い込み」が課題解決を妨げる

【５】課題解決のための論理的思考ツール

１．「ＭＥＣＥ」で漏れなく、ダブリなく考える
２．「マトリクス」は事象をわかりやすく分類する“便利な整理箱”
３．「ロジックツリー」を使えばどんどん考えが拡がり、深まる

【６】課題解決策検討グループワーク

具体的な事案について、現状分析→本質的課題の特定→解決策の検討を行います。